僕が鎌倉投信のセミナーで学んだことは投資なんかじゃなかった。



みなさんは投資をしてますか?


投資って一部のお金持ちだけの話だと思っている方って意外と多いんじゃないでしょうか?
もし、そう思っているのであれば是非、この記事で興味を持って頂けると思います。


今回は鎌倉投信さんのセミナーのお話をまとめました。

鎌倉投信のセミナーに行ってきました。



どーもゴーゴーケンゴ(@KNGrits)です!
今回は鎌倉投信さんのセミナーのお話をまとめたいと思います。


ちなみに、今回のセミナーは特別verで『投資家向け』の話ではなく『学生向け』の話になっています。
その話が、めちゃめちゃ良かったので記事にさせて頂きました。

鎌倉投信とは?

鎌倉投信の会社の志

鎌倉投信の会社の志



鎌倉に拠点を置く投資信託の会社です。
以下、鎌倉投信のビジョンです。

  • 社会との調和の上に発展する会社に投資することによって個人投資家の資産形成と社会の持続的発展の両立を目指します。

  • 公募投信の直接募集による販売(直販)に特化し、個人投資家の皆様に“まごころ”で感じる価値をお届けします。

  • ライフワークバランスを大切にし、社員がいきいきと働くことができる「場」を提供します。

  • 営利のみを目的とせず、利益の一部を社会に還元し、会社の利益と社会貢献のバランスを重視した経営を行います。



と、その前に『投資信託』がピンとこない方のために。

投資信託とは?

投資信託( ファンド )」とは、一言でいえば「投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や 債券 などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品」です。
参照:投資信託協会



みんなのお金を鎌倉投信が運用してくれるという感じですね。
では、そんな鎌倉投信の代表はどんな方なんでしょうか?

鎌倉投信代表の鎌田恭幸氏

鎌田恭幸、かまた・やすゆき。日本の投資家、経営者。「鎌倉投信」社長。島根県出身。東京都立大卒業後、日系・外資系信託銀行などで25年にわたり資産運用業務に携わる。その後、外資系金融会社副社長を経て鎌倉投信を設立。著書に『日本で一番投資したい会社』ほか。
参照:名言DB



この鎌田さんが僕たちにお話をしてくれたのですが、丁寧で穏やかなんですが隙が一切ない達観した方という印象を受けました。
では、早速実際のお話の内容をまとめていきます。

鎌倉投信のセミナー内容

投資は生き様



タイトルに「僕が鎌倉投信のセミナーで学んだことは投資なんかじゃなかった。」としたのは、僕が学んだのは「投資テクニック」ではなく「投資哲学」だったからなんですね。


何のために会社は存在するのか?
お金は何のためにあるのは?
人はどう人生を生きるのか?



そのような人生哲学こそ、僕が一番学んだことです。
だからこそ、鎌倉投信さんにとって投資活動は生き様なんだと感じました。

鎌倉投信は非難され続けた。



投資信託というのは、とにかくお金がかかるそうです。
営業を始めるのに認可が降りるまで最低1年はかかるので、その間は赤字。
フロー型ではなく、ストック型のビジネスモデルなので黒字転換するまでの”死の谷”の期間にいかに耐えることが出来るか?
これが大変だったと言います。


投資信託は、お客様からお金を集めて運用するので、結果が全ての世界。
いかに、お金を増やして運用するか?
そんな中で、鎌倉投信の投資理念『いい会社に投資する』は、綺麗事だと非難されたそうです。


ボランティアなら自分たちの金でやれ。
社会貢献したいなら寄付しろ。
結局は金儲けのためでしょ。



利益追及こそ全員が幸せになるという資本主義的考えですね。
これも一理あると思います。


しかし、物事は表裏一体で良い面、悪い面は必ずあります。

東北大震災での出来事



東北大震災の際に、多くの投資家が売り抜く中、鎌倉投信にはお金が集まったそうです。


「こんな時だからこそ、いい会社を応援したい。」


利益追及の投資信託では絶対にありえないことです。
このように同じ想いを持った方々が鎌倉投信には集まるんですね。


そして、そこには代表の鎌田さんの想いがあります。


金融を通じて平和への祈りを捧げる


これが鎌田さんの生き方の軸になってると言います。
お金は命。だからこそ、おろそかにしない。

  1. 最初の志を忘れないこと
  2. 最後までやり抜くこと



この2点を誓ってるからこそ、鎌田さんの想いが、ただの綺麗事で終わらず多くの人の心に響き、鎌倉投信最大の魅力に表れてると感じました。

いい会社の定義

  1. 本業を通して社会にイイ影響を与える
  2. 会社に関わる全ての人の幸福を
  3. 社会課題を解決できる



鎌倉投信が掲げる『いい会社』とは、この3つを満たす会社だと言います。
そして、この考えに大きな影響を与えたのが、伊那食品工業の塚越会長の著書『年輪経営』だと仰ってました。


僕も早速読んだので、また記事にまとめていきます。


いい会社の例にあがったのが食品トレーのエフピコでした。
障がい者雇用を積極的に行い、基幹業務である「食品トレー容器の生産」と「リサイクル」の事業で活躍しているとのことで、まさに本業を通して社会にいい影響を与えてる会社です。

鎌倉投信のセミナーで学んだこと



ここからは個人的に印象に残ったことをまとめていきます。

なぜ、鎌倉にしたのか?



場所の重要性についての話はすごく印象的でした。
もし、鎌倉投信のオフィスが鎌倉ではなく、都内のビルにあれば絶対に上手くいってないと仰ってました。
鎌倉で駅から徒歩20分の自然のある静かな『場』だからこそ、鎌倉投信の理念が伝わりやすいし、その理念に共感する人が足を運ぶと言うんですね。


この観点は今まであまり気にしてなかったのですごく参考になりました。
そして、もう1つの『場』が業界でのポジショニングと仰ってました。


数ある投資信託の中で鎌倉投信の個性が光るのは、そういったことも関係してるんですね。
ここに関しては、「周りに合わせて自分のポジションを決める」のではなく、「自分に合ったポジションを築く」ことが重要なんだと思いました。

たった一人の想いから始まる



どんな会社も全ては、たった一人の想いから始まると言うことです。
その、想いの原点は何なのか?



誰のために?
なんのために?
社会での存在価値はあるのか?



その動機の純度が100%に近くなければ、人の心には響かないということです。


改めて、自分を見直したいなと思いました。
まだまだ、自分の想いに余分な感情がまとわりついているので、声を大にして言えないのだなと。
もっと、削ぎ落としてシンプルに自分の言葉で自分の想いをぶつけれるように。


そんな原点を気づかせてくれました。


次はこちらの記事をチェック⇨『人間の脳は資産運用に向いてない』WealthNavi(ウェルスナビ)の資産運用セミナーに行ってきました。


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