このシリーズでは、ゴーゴーケンゴの完全なる主観で「この人、素敵やなぁ」と思った人の半生に焦点を当てて、ヒトトナリに迫ろうという企画です。
目次(クリックすると読みたい部分まで飛べます)
ぺーたーずしみさんのヒトトナリ
どーもゴーゴーケンゴ(@KNGrits)です!
今回は、プロブロガーのしみさんにお話を伺いました。
しみさんのプロフィール
1991年生まれ
東京都出身
プロブロガーとして月間50万pvの「はなうた横丁」運営。
「合同会社PATERS」を創業。
cafe&BARぺーたーず経営。
参照:はなうた横丁
しみさんの存在を知ったのは僕がブロガーとして活動を始めてからで、「プロブロガーが経営してるBARが阿佐ヶ谷にある」という情報を知って会いに行ったのが、今年の夏のことでした。
想像通りの優しい方で、物腰柔らかく人あたりが良い方でした。
それから、FacebookやTwitterでちょこちょこチェックしていて「また、がっつり喋りましょう!」ということで今回の記事に至りました。
しみさんの詳しいプロフィールに関しては、しみさんのブログに書いてるので、ここではブログに書いてないことを中心に紹介したいと思います。
しみさんのこれまで
- 小中高はサッカーに打ち込む
- 高校卒業後、接骨院の先生を目指し専門学校に入学
- 専門卒業後、22歳の時、接骨院の先生として働く
- 2年働いて(学生時代含めると約4年)24歳の時に接骨院を辞める。
- 25歳で、仲間と3人でシェアハウスをしながら、BAR開業に向けてそれぞれ活動を始める。
- 26の歳になった2017年、クラファンで資金を集めcafe&barぺーたーずを開業。11月には絵本の出版をクラファンで挑戦し、開始4日で達成。
ざっと、時系列にするとこのような感じになります。
今回の記事では、しみさんが社会人からフリーランスになるキッカケとなった人生のキーマンと2度のクラウドファンディングの成功の舞台裏とこれからの話の3つに絞って書いていきます。
その中で、しみさんの価値観やヒトトナリが見えてくると思います。
しみさんの人生のキーマン
今でこそ、しみさんはプロブロガーとして活躍されてますが、つい最近まで接骨院の先生だったんですね。
サッカー少年だったしみさんは、いつもお世話になってた接骨院の先生を見て「自分も将来は接骨院の先生になりたい!」と思い、専門学校に進み、国家資格を取得して晴れて接骨院の先生になったしみさんが、どうしてフリーランスの道を選んだのか?
そこに大きく影響を与えた人物が2人いました。
高橋歩さん
1人目が高橋歩さんです。
僕より下の世代にはあまり馴染みがない方かも知れないので、簡単に紹介します。
1972年東京生まれ。自由人。
20歳の時、映画「カクテル」に憧れ、大学を中退し、仲間とアメリカンバー「ROCKWELL’S」を開店。2年間で4店舗に広がる。
23歳の時、すべての店を仲間に譲り、プータローに。自伝を出すために、出版社「サンクチュアリ出版」を設立。自伝 『毎日が冒険』をはじめ、数々のベストセラーを世に送り出す。
26歳の時、愛する彼女・さやかと結婚。出版社を仲間に譲り、すべての肩書きをリセットし、再びプータローに。
結婚式3日後から、妻とふたりで世界一周の旅へ。約2年間で、南極から北極まで世界数十ヶ国を放浪の末、帰国。
2001年、沖縄へ移住。音楽と冒険とアートの溢れる自給自足のネイチャービレッジ「ビーチロックビレッジ」を創り上げる。同時に、作家活動 を続けながら、東京、ニューヨークにて、自らの出版社を設立したり、東京、福島、ニューヨーク、バリ島、インド、ジャマイカで、レストランバー&ゲストハウスを開店したり、インド、ジャマイカで、現地の貧しい子供たちのためのフリースクールを開校するなど、世界中で、ジャンルにとらわれない活動を展開。
参照:huffpost
『世界を旅してる自由人』という感じですね。
高橋歩さんに影響を受けて、バックパッカーになった人も多いのではないでしょうか?
社会人になったしみさんは、充実した生活と裏腹に「おれの人生このままでいいのかな?」と思うようになります。
その時に高橋歩さんの本を読んで「あ、こんな自由な生き方もアリなんだ。」と感じたと言います。
それから、毎晩自問自答を繰り返しながら行き着いた答えは『人が繋がる場を作りたい』という思いでした。
仕事が行き詰まっていたワケではなく、むしろ職場の人間関係は良好で大好きだったそうです。
だからこそ、辞めるという選択肢を取りにくかったと言います。
『誰のための人生なの?』
その中で、辞めるという決断をできたのは『誰のための人生なの?』ということを考えたからでした。
極論を言えば、自分のため。
もっと、自分と向き合わないといけない。
そう思った時に辞める決意が出来たそうです。
しかし、辞めた時にはブログも始めてなくて、何もない状態だったそうです。
そこで、大きな影響を与えたのが2人目のキーマンです。
藤沢篤さん
1987年9月10日生まれ
高知県出身 神奈川県在住
ブロガー、作家、電子書籍作家、モデル
参照:ふじさわブログ
2人目のキーマンはプロブロガーの藤沢篤さんです。
接骨院を辞めたしみさんは、何かアテがあったワケではなく何もない状態からだったと言います。
だからこそ、とにかく世の中の仕組みを調べ始めたんですね。
フリーペーパーはなぜ、無料で成り立ってるのか?
格安マッサージ屋さんはなぜ成り立ってるのか?
物販やFXなども、興味を持ったものは全て調べたそうです。
そのタイミングで藤沢篤さんと出会うんです。
それがブログを始めるキッカケだったんですね。
2度のクラウドファンディングの成功
しみさんを語る上で欠かせないのがクラウドファンディングです。
ここでは、2度のクラウドファンディングの舞台裏を聞かせて頂きました。
BARぺーたーずのクラファン
ぼくらぺーたーずが「楽しい」「友達」「居場所」をコンセプトにしたBARを東京につくります!お昼はみんなのひみつきち。夜はBAR。そんなアットホームな空間を一緒につくりましょう!
現在、しみさんの代名詞ともなってる『BARぺーたーず』ですが、どのようにして誕生したのでしょうか?
2016年の11月にクラファンをやると決めて、それまで仲間と3人で暮らしてたシェアハウスを7月に解約し、それぞれが別の分野で活動をすることに。
【ブロガー・水中パフォーマー・40分整体50円のホームレス】
と、3人の強みを活かせる分野で繋がりを増やしていったそうです。
クラファンを開始する前から勝負は始まってたんですね。
結果、開始9日間でサクセス。
その後も毎日何かしらのイベントに参加して直接会って支援者を増やし続け200%を超える達成率で成功しました。
絵本のクラファン
しみ&しようこで絵本「ゆかいなヤツら」をつくりました。文章だいすきなしみと、絵を描くのがだいすきなしようこ。ふたりの「好き」とありったけのメッセージを詰め込みました。この絵本を多くの人に届けたい。
そして、11月にスタートした絵本のクラウドファンディングは、なんと開始4日でサクセス。
もともと、FBの非公開グループに60人の協力者がいたそうです。
それもあって、開始4日というスピード達成が出来たと言います。
この、2度のクラファンから特筆すべきなのは『想いの純粋性からくる、準備と計画』だなと。
クラファン達成のためには、開始前にどれだけ支援者を集めることが出来るかがキモ。
そこで、どういう人がクラファンに支援してるのか?緻密な準備と計算があったんですね。
しかし、それが『クラファン成功のために』だとしたら、ここまで支援者は増えてなかったと思います。
そこには、しみさん始めぺーたーずの仲間の想いがあるからこそ、支援者の心に響いたのではないでしょうか?
その想いの純粋性からくる、徹底した準備と計画こそクラファン成功の最大の要因だなと感じました。
ただ、ゆるいことが好きなお人好しではなく、『人が繋がる場を作る』というアツい想いを胸に秘めてる芯の通った人だなと。
しみさんのこれから
そんな、しみさんのこれからについてお伺いしました。
個人として
しみさん個人としては、エンタメの方向に走っていきたいと考えてるそうです。
その中の取り組みとして、絵本の出版や「OVERALL(オーバーオール)」があります。
OVERALLは、しみがゆるくDJをして、元気な女の子たちがパフォーマーで踊って、陽気なごんちゃんがMCを務める音楽チームです。
とにかくたのしいことが好きなお祭り野郎のあつまりで、みんなを巻き込んでワーッと盛り上げることが得意なヤツらです。
参照:はなうた横丁
OVERALL初イベント出演!!
めちゃくちゃ楽しかった!!! pic.twitter.com/lKLHqd5KKl— OVERALL(オーバーオール) (@overall_777) 2017年11月14日
めちゃ楽しそうですね!!
年明けにはオーバーオールのキッカケになったDJダイノジさんとのイベントもあるそうです。
音楽や絵本を通した表現活動に力を入れていきたいとのことで、来年はアイルランドに行って本場のアイリッシュ音楽や*フィドルを肌で感じたいと言うことでした。
*フィドルとはヴァイオリンみたいなもの。陽気な民族音楽だそうです。
マネタイズがアートなど表現活動の課題でもあると感じていて、そこを率先して変えて行ければ、いろんな人の希望になるから、頑張りたいとのことでした。
ぺーたーずとして
ぺーたーずとしての活動は『ストーリー性』を意識してるそうです。
「同級生3人でシェアハウスから始まり、クラウドファンディングでBARを開業した」
というストーリーをお客さんが語ってくれるようになってるんですね。
その中で、創業メンバーの1人が辞めたり、新たなメンバーが加わったことも、全ては1つの物語だと思っていて、ぺーたーずが動き出した時から、しみさんの中での構想はあったそうです。
「全て前向きに考える」というしみさんのポリシーが、ぺーたーずの物語に繋がってるのだと感じました。
いずれは映画化なんかもありそうですね。
ゴーゴーケンゴからみた『しみ』
「ゆるいことが好き」というブランディングがうまくいってる戦略家。
これはぺーたーずのトイレに貼ってあったポスターなんですが、この言葉ににしみさんが凝縮されてるなと。
ブランディングと揶揄されてますが、しみさんは間違いなく戦略家であると感じました。
しかし、そこにあるのは『あったかみ』なんですね。
何をしても肯定してくれた両親のもとで真っ直ぐ育ったしみさんだからこそ、肯定して、良いところを見つけて、伸ばし方を一緒に考える。
決して上から目線の冷徹な戦略家ではなく、包み込むようなあたたかさを持って向き合ってくれる戦略家なんだなと。
- 絶対に否定しない包み込むようなあったかさ
- どんなことも前向きに捉えるポジティブさ
- 考えて、考え抜いて一歩踏み出す努力家
- うちに秘めたアツい想いを行動に移す真摯さ
僕が感じたしみさんの特徴4つです。
「ゆるいことが好き」というイメージから、「なんくるないさ〜」と言ってほのぼの生きてるかと思いきや、めちゃめちゃ考えてます。
その真摯さが素敵だなぁと。
出会いに感謝!!
そんな、しみさんが運営するぺーたーずは東京の阿佐ヶ谷にあるので、興味ある方は是非いってみてください!!
しみさんのブログ→はなうた横丁
ぺーたーず公式HP
ちょっとでも「ええな」と思ったらフォロー&シェアほんまヨロシクな!!