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貨幣という世界最大の宗教
こないだサピエンス全史を読んで超面白かったのでまとめていきます。
タイトルにもある通りなんですが、実は世界最大の宗教って『貨幣』だって話なんすけど、
貨幣って形は違えど、全世界共通の概念なんですよね。
それって、結構恐ろしいことで、まぁ現に『お金』ってものに人生振り回されてる人が多いのが何よりの証拠なんすけど、
だって、貨幣って昔はなかったものなんですよ?
物々交換の時代があって、それやと言い値で価値が決まるし面倒やからってことで
貨幣が生まれたんすよね。
だいぶ割愛したんで詳しく説明していくと、、、
貨幣とは実在しない想像上の概念
『貨幣』って実在してないんすよ。
どういうことかって言うと、世界のみんなが「これはお金や!1万円やで!」って言うから、あの紙切れに価値がついてるだけって話。
よく、おもちゃで100万円札ってあるけど、あれも、みんなが「これは100万円の価値がある!」って全員が言うたら、100万円札として認められるってこと。
それを言語化したのがこれ。
主観・客観・共同主観
この共同主観ってのと客観がごっちゃになってることが多い。
客観って主体から外れて独立する外界の事物で、僕たちがよく言う「客観」は共同主観であることが多くて、
例えば、宗教も共同主観やんね。
宗教自体は想像上の概念で、それは会社も同じ。
両方ともあくまで言葉でしかないってことで、みんなが信じるから成り立っている。
価値はどうやって決まるの?
じゃあ、「金」はどうなんだ?と。
金に価値がついてるのは全世界で採れる量が決まってるからですよね。
でも、もともと金なんて、なんの価値もなかったただ綺麗な石ころやったのに
どうなって、あんだけ価値があるって世界で認められたかと言うと、
初めに金をみつけたA国では、価値が高いとされていた。
隣のB国では、金に価値がなかった。
そこで、A国の人はB国に行って金を集めだした。
B国で金の需要が急激に高まったので価値がついた。
ってことなんです。要するに、
需要に対して供給が追いつかないものに価値がつく
これなんですよね。
三代目のコンサートのチケットが高値で転売されてたのもこれっす。
コンサートに行きたい人=需要
コンサートのチケット数=供給
チケット数より行きたい人の方が圧倒的に上回ってるから、
チケットに通常の倍近い額がついても買う人が現れてくる。
だから、価値ってみんなが決めてるものなんすよ。
やのに、いつの間にか逆転しててみんなが決めた価値に自分らが飲み込まれてる状態。
自分らで作り出した概念が一人歩きして、その概念に縛られてる。
貨幣だけじゃなく、会社の理念とか、宗教とかも全部これが言えるんじゃない?
お金の為に、、、
会社の為に、、、
神様の為に、、、
そんな実在しない想像上の概念より、実在する自分の為に時間を使ってあげようよ。自分を大切にしてあげましょう。ちゃんちゃん。