東南アジアのスラム街を調べていたら、インドネシアに少し変わったスラムがありました。
そこは、虹色にデザインされたフォトジェニックな街。
写真からは、そこがスラム街だなんて1mmも思いませんでした。
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インドネシアのスラム街がインスタ映えする観光名所に大変身
どーもゴーゴーケンゴ(@KNGrits)です!
今回は、インドネシアのスマランにあるKampung Pelangiというスラム街をフォトジェニックな街に大変身させた話をしていきます。
インドネシアのスラム街Kampung Pelangi(カンプン・ペランギ)とは?
インドネシアのスマランにあるカンプン・ペランギですが、以前はここに観光客がくることなんて、ほとんどなかったと言います。
それもそのはず、こちらが当時のカンプン・ペランギです。
なんの変哲もないスラム街ですよね。。。
これが、なんとここまで変わります!!
カラフルになっただけなのに、ここまで印象変わるんですね、、!!
予算は250万円!!プロジェクトを牽引したのは中学校の先生
そして、驚くべきはそのコスパの高さなんです。
政府から与えられた予算は250万円。
250万円でスラム街を変えるなんて、とてもじゃないが難しい。。。
そんな中、アイデアを出したのは地元の中学校の先生だったそうです。
「なんか、他のスラム街でも同じようなことをしてたから。」
街をペンキでカラフルにするだけなら、画材と人件費のみなので、予算内で出来るというワケで、このスラム街インスタ映え作戦が決行されたんですね。
何の観光資源も無いところに、観光客を呼び寄せる名所を”たった250万円”で作り出したのは凄いですよね。
カンプン・ペランギには観光客が押し寄せ、経済効果は250万の何倍、何十倍にもなっているそうです。
スラム街をカラフルにすることで得られる副作用
僕自身、フィリピンのスラム街に何度か訪れた時に感じたことがあって、それは「ここが、観光名所になればイイのにな〜」ということでした。
スラム街って、僕たちからすると非日常な空間であり、リアルな場所じゃないですか?
そういった空間って、観光名所としての価値があると思うんですよね。
だって、マチュピチュだって、アンコールワットだって、ウユニ塩湖だって、普段の生活で見れないから見たいと思うワケですよね?
非日常なリアルを僕らは求めてるんじゃないかなって。
と、すれば、スラム街も非日常的なリアルであり、そこに一工夫すれば観光名所として成立する気がしてます。
そして、観光名所になれば色んな副作用が働くと思うんですね。
①街に誇りを持てる
自分たちの街が世界から注目されれば、そこの住民にもプライドが芽生えますよね。
帰属意識の向上にも繋がりますし、自分の住む街に誇りを持てるなれば、もっとあったかい空気が生まれると思うんですね。
②経済が成り立つと治安は改善される
スラム街の治安が悪い原因って、経済的理由であることがほとんどなんですよね。
貧困が過ぎるからこそ、生きるために何でもするという人が存在し、そういった人間を使って悪さを働く人がスラム街に集まるからなんですよね。
つまり、貧困が過ぎなければ、悪いことをしなくても十分に生活が出来るというワケです。
スラム街に観光客が溢れて、お金が回れば、悪いことをしなくても生活出来るので治安も良くなるんですね。
③色彩心理で犯罪率を減少できる
街の照明を青色に変えるだけで、犯罪率が下がったという事例もあるように、色が人に及ぼす影響は大きいと言われています。
こんな、カラフルな街で悪さを働くやつなんているのでしょうか?←
もし、僕が悪いやつなら、もっと荒んだ陰気なところで悪さを働きますね。
こんなポップでカラフルなところで悪さをやってても、なんか違うでしょ?
と、まあ主観ではありますが、色が及ぼす影響が大きいのは間違いないので、そういった副作用も見込めるのではないでしょうか?
スラム街も高級街も住んでるのは同じ人間
「スラム街は危険な場所だから、近づくな!!」
って、よく言いますよね。
それを言ってる人は、スラム街で痛い目に合ったことがあるんでしょうか?
もし、そうならそれは何が原因だったんでしょうか?
そして、それって、どれほどの確率なんでしょうか?
痛い目に合う確率が何%以上なら、近づかない方がイイのでしょう?
僕が思うのは『スラム街も高級街も住んでるのは同じ人間でしょ?』ということです。
もちろん、荒んだ環境で育った人間は、ひょっとしたら平気で襲いかかってくるかも知れません。
しかし、みんながみんな、そうではないでしょ?
それをハナから偏見で「スラム街に住んでるやつは全員危険人物だ!!」と決めつけてしまうことの方が危険だと思います。
どんな、有名でも無名でも裕福でも貧困でも国が違えど性別が違えど、みんな同じ人間であることには間違いないので。
年始から東南アジア一周に行くので、フィリピンだけでなく現地のスラムや生活を肌で感じて発信して行きたいと思います。
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