- ゴールデンカムイの最新作がアマゾンで無料で販売された
- その原稿に漫画村のロゴが入っていた
- このややこしい事件をわかりやすく解説
漫画村からコピーされたゴールデンカムイの最新刊がアマゾンにて無料で販売されたというニュースがありましたが、なんかもう世紀末ですよね。
コピーのコピーのコピーぐらいまで行くと、もう何が悪いのか良く分からなくなってきます。
というわけで、今回の事件をわかりやすく図解したいと思います。
目次(クリックすると読みたい部分まで飛べます)
漫画村をコピーしてアマゾンで違法販売するってどういうこと?
というわけで、まずはこの事件について説明します。
アマゾンにてゴールデンカムイの最新刊が販売されてたんですね。
これの問題点は【販売者が著作権を無視してる】というところにあります。
つまり、こちらはゴールデンカムイの作者・野田サトルさんとは全く無関係のところから販売されてるんですね。
それが【漫画村】なんですね。
漫画村で掲載されていたゴールデンカムイをコピーして、アマゾンにて販売していたということです。
少し、ややこしくなってきたので、ここで図解したいと思います。
今回の事件を図解すると、、、
今回のポイントは【なぜアマゾンにて販売できたのか?】というところです。
それ以前の漫画村に関する部分は別の記事で紹介してるのでそちらをご覧ください。
アマゾンは言わずもがな世界トップのネットショップですよね。
そこが、今回のようなあからさまな違法アップロードを簡単に見逃していたことが問題になっています。
違法販売されていたゴールデンカムイは各ページに漫画村のロゴが入っていたり、作者名が野田サトルニになっていたり(本来は野田サトル)、正規の価格より安かったり、Kindle Unlimitedなら無料で読めたりと、割とずさんな販売方法だったので本来ならこれがアマゾンにて出品されることはないのですが、なぜこのようなことが起こったのでしょうか?
それは電子書籍を無料で出版できるAmazonのサービスを利用したからなんですね。
これは誰でもアマゾンで電子書籍を出版できるという優れたサービスで、データさえあればカンタンにできます。
ちなみに、僕もこのサービスを使って自叙伝を出版しました。
つまり、誰でもアマゾンで本を売るのは可能なんです。
今回はそこにつけ込んで漫画村からコピーしたゴールデンカムイをアマゾンで違法販売するという事件が起こったんですね。
悪いのは漫画村orアマゾンどっち??
結局、この事件も悪いのはもちろん当事者ではあるんですが、漫画村があるからこうゆうコトが起こったので漫画村が悪いのか、アマゾンがその辺りの出版規制をもう少し厳しくかけて入れば、この事件は起こらなかったのでアマゾン側に問題があるのか、一体どうなんでしょうか??
世の中が便利になればなるほど、それを上手く利用して悪巧みを考えるものも一定数いるんですね。
これはサービス設計の話になってきますが、上手く利用して悪く使えば、大きく得するなにかがそこにあるから、人は悪巧みをするわけなんです。
つまり、最初のサービス設計で【悪巧みをするのはリスクが高くて採算が取れない】と思わせるのが大事なんですね。
話が少しずれますが、近いとこでいうとメルカリもそうですよね。
最初はサービスをみんなに使ってもらうために規制も厳しくかけずに広げていって、大きくなってきたタイミングでコピー商品などの販売規制を強化していくと。
今回の事件を踏まえて、アマゾンでどんな対策が取られるのか??
これ難しいのが、規制を強化しすぎると結局『誰もが本を出版できるように!』という初期の理念から離れていったりするんですね。
そのあたりも踏まえて、この事件がアマゾンにどんな影響を及ぼすのか気になりますね。
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