武井壮が小学5年生の時に気付いた”成長理論”が超ロジカルだって話。

武井壮が小学5年生の時に気付いたスポーツの本質。

小学5年生の頃に野球をしていた武井壮は、大きな疑問を持っていました。

「なんで全打席ホームラン打てないんだろう?」

この時点でスケールのデカさが違いますねw
それはさておき、

ある日、お父さんがビデオカメラで撮影していた自分のバッティングフォームを見て驚きます。

「あれ?自分のイメージしてたスイングと全然違う!」

それで気付いたんです。

「要するに、自分の思い描く通りに体を動かせてない。だから、ホームランが打てないんだ!」

このことを武井壮はこう表現しています。

スポーツは水を飲むのと同じ

どういうことかというと、

水を飲むときって、目の前にあるコップを手で持って口元まで運んで水を飲みますよね。

それは言葉を変えると

”自分の思い描く通りに体を動かせてる”

ということなんですね。

それはスポーツも同じで

「このスイングでボールがバットの芯にあたればホームランが打てる」

というイメージを頭の中で思い描いていてその通りに体を動かせるか?が重要なんだと。

自分の思い描く通りに体を動かせれるようになる練習をしよう!

それから、ひたすら自分の体を自由に動かせるように練習したそうです。

その結果、大学で陸上を始めて2年半で陸上10種競技で日本チャンピオンになりました。

しかし、そこからが武井壮の真の凄さで、陸上で日本チャンピオンになったあとゴルフを始めるんです。

で、いきなり「日本のタイガーウッズ育成プロジェクト」

みたいなゴルフ留学のテストに応募して試験を受けます。

しかし、そこに集まってきた人たちはアマチュアの中でもトップレベル。

  • アマチュアの世界王者
  • アマチュアの世界2位
  • アマチュアの日本王者

など、かなりハイレベルだったそうで試験は大きく分けて2つで
「体力テスト」と「技術テスト」
体力テストでは武井壮がダントツ1位。

しかし、ドライバーのテストを前に武井壮は焦っていました。
というのも武井壮はそれまで一度もゴルフをやったことがなく、ドライバーすら握ったことがありませんでした。

しかし、そこで武井壮は諦めません。

アマチュアの世界王者の人に近寄って

「ちょっとスイング教えて!」

ものの30分ほど教えてもらいテストに挑んだ武井壮。

フルスイングでかっ飛ばした打球は大きく曲がってOBでした。

しかし、なんとその時のスイングスピードがジャンボ尾崎やタイガーウッズと変わらなかったそうで、

結果、その試験に合格したのが4名で

  • アマチュアの世界王者
  • アマチュアの世界2位
  • アマチュアの日本王者
  • 武井壮

だったそうです。

とにかく上達スピードが早い!

その後も、台湾のプロ野球に入ったり、格闘技をやったり、
他のアスリートと比べて圧倒的に優れているのが

「上達スピード」

です。

その上達スピードについて武井壮はこう語ってます。

「練習」っての2種類あると思っていて
「技術練習」と「体力練習」なんですよ。
でもね、僕は技術練習がいらないんですよ。
自分で見た通り、思い描いた通りに体を動かせれるんで
一度、お手本となるフォームを見てしまえば
その通り出来るんです。
だから、周りが技術練習に時間をかけてる間に
体力練習ができる。人の倍以上練習できるんですよ。
技術は既にある状態で体力がどんどん伸びていくから
そりゃ勝手にレベルあがりますよね。
じゃあ一般的にどうかというと、
プロのアスリートでも
「自分の体を思い通りに動かせる人」は少ないです。
じゃあ、思い通り動かせないのになんであれだけ
高い技術力があるのか?というと、
「反復練習」をしてるからなんです。
頭の中のイメージと実際の動きの誤差を
反復練習することで体に染み込ませてるんです。
だから、プロ野球選手で一流のアスリートでも
サッカーをやらせたら下手くそ。とか
テニスをやらせたら下手くそ。ってことが起きるんです。
だって、それは反復練習してないから。
僕は思い通りに体を動かせるんで
反復練習する必要がないんです。
だから人より速いスピードで上達するんだと思ってます。

みたいなことをラジオで言っていて

「やば!めっちゃオモロイやん!!」

って思ったので、

今回、書かせてもらいました。

そして、僕なりに考えて
これって成長方法として理にかなってると思ったんですね。

汎用性が高い”基本スキル”をつけておくことで
あとはその時その時で必要となる”専門スキル”をつけていくだけ。

これが以前紹介した【人間力って具体的になに?】僕が人生において大切にしてる”人間力”とは?で書いていた

人間の”基本スキル”ってこれになるのかな?

って考えました。