海外のまちづくりインターンに世界から学生が68万円払って集まる理由が面白い。

海外のまちづくりインターンに世界から学生が68万円払って集まる理由が面白い。

海外のまちづくりインターンに世界中から応募が殺到



どーもゴーゴーケンゴ(@KNGrits)です!
今日は海外のまちづくりインターンについてのお話です。
インターンシップに興味がある人や、今の世代に刺さるコンテンツは何か興味がある方は是非読み進めていってください。

海外のまちづくりインターンとは?

Bamboo, we're your fan // Bambú, somos tu fan.

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今回、紹介するのは「カルヤラ」というパナマに位置する村でのインターンシップです。

北米と南米大陸の境にあるパナマのジャングルで電気・水道・ガスなし、食糧に住処も自給自足。
電気はソーラー発電と水力発電、食事の8割は村で栽培された作物、水は自分たちの手でひいてきた湧き水。
住人は18歳から25歳の若者が中心だ。



これだけ聞くと、単なるアウトドア体験のように思いますが、まちづくりと言っても色んなコースがあるんですね。


カルヤラの全コース

カルヤラの全コース


  1. 農業
  2. 生物学
  3. 起業家
  4. 料理
  5. 教育とコミュニティ開発
  6. 健康
  7. アウトドアレクリエーション
  8. デザイン思考
  9. メディアアート
  10. ホスピタリティ
  11. エンジニアリング
  12. 政治学
  13. 建築



これだけで、ちょっとワクワクするのは僕だけでしょうか?
単なるアウトドア体験ではなく、ビジネスに繋げるのがこのインターンシップのコンセプトでもあるようです。

Misty mornings to start a new work week // Mañanas nubladas para empezar una nueva semana de trabajo

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カルヤラ4つのビジネスモデル



カルヤラは4つのビジネスモデルから成り立ってるとのこと。

  1. インターンシップを通した教育プログラム
  2. メンバーと共に生活を体験できるイベントなど観光業
  3. 毎年20戸限定で販売する不動産業
  4. シリコンバレーからジャングルバレーを目指すアントレナーシップ



ただ、僻地のジャングルでまちづくりをしてサスティナブルな生活を体験するだけでないというのが魅力的ですよね。
そして、この海外まちづくりインターンシップには春夏秋の年3期開催で定員は80人で期間は10週間となってます。


インターンシップの参加費は68万円と決して安くはない金額ですが、毎回応募が殺到してるとのことです。


なぜ、このインターンシップにそれだけ人気があるのでしょうか?
その理由を考えていくと、今の世代に刺さるコンテンツが見えてきました。

海外のまちづくりインターンに68万円払う理由



カルヤラに参加する学生は中流階級以上の裕福な家庭で育ち、かつテクノロジーに強い関心を持ってる傾向があるそうです。
一見すると、テクノロジーからはかけ離れたジャングルでの生活に「なぜ?」と思いますが、そこにヒントがあります。

デジタルネイティブのインターネット疲れ



今の時代は常にインターネットと繋がり、監視されてる時代でもあります。
生まれながらにインターネットが普及していたデジタルネイティブからすると、それは当たり前であると同時に、意外かも知れませんがインターネットに疲れてる人も多いのです。


そんな世代だからこそ、インターネットから離れた世界が逆に新しく魅力的なものに映るというのです。
SNSで世界中どこでも友達と繋がれるようになったからこそ、リアルでの繋がりに魅力を感じるんですね。


そして、地球に優しいサスティナブルな生活やリアルでのコミュニティ形成こそ、ミレニアル世代には刺さるのかも知れません。
何より、生まれながらにモノが溢れていた世代だからこそ、自らの手でモノを作っていくという体験はお金を払う価値があるんですね。

海外のまちづくりインターンシップから学ぶこれからのコンテンツの在り方




このカルヤラから学ぶべきことは、これからのコンテンツの在り方なのかも知れません。
今までのコンテンツは、いかにクオリティの高い完成品をユーザーに届けるか?というところでしたが、これからのコンテンツは与えられる一方通行ではなく、共に創り上げる相互通行が重要だと感じました。


テクノロジーの進化でハイクオリティのモノが低価格で多くの人々に届くようになりました。
便利なモノが溢れてる今の時代だからこそ、人々が求めているのモノはクオリティではなく、ストーリーなのかも知れません。


僕が経営してたBARが上手く行ったのは、まさにそこにストーリーがあって、それをお客さんと共有できてたからなんだと思います。

自分の息子でもおかしくない若い大学生が休学して、頑張ってお店をつくってる。
その姿勢に忘れかけてた感情を思い出させてくれるし、こっちも元気もらえる。
だから、応援してあげよう!



というような感情があったのかも知れないです。


僕もこのゴーゴーケンゴを自分一人の手で創り上げるのではなく、共に創り上げる感覚が必要だなと改めて感じました。
その為にも、今自分の頭の中で広がっているワクワクする未来予想図を多くの人に伝えていかなければなと。

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