- 「赤松健」とは何者なのか?
- NHK・クローズアップ現代+で紹介された漫画村騒動の解決策
以前、NHKのクローズアップ現代+【追跡!脅威の”海賊版”漫画サイト】の中で紹介された漫画村を根本的に解決する方法について、本記事ではまとめていきたいと思います。
目次(クリックすると読みたい部分まで飛べます)
赤松健氏が提案する漫画村を根本的に解決する方法とは?
こういった動きが特集されて注目を浴びるのはすごく良いことですね。
では、NHK・クローズアップ現代+の放送内容についてサクッと触れていきたいと思います。
NHK・クローズアップ現代+の放送内容
ある海賊版サイトの出現が、漫画を窮地に追い込んでいる。
その名は「漫画村」。新作を含め5万冊以上の作品をスマホでサクサク無料で読める。
10~50代まで幅広い世代が利用し、先月の訪問者数はのべ1億7千万人を突破。
前代未聞の事態となっている。漫画家や出版社の被害は甚大だとして、先週末、政府は緊急の対策案をとりまとめた。
サイト自体を閲覧できないようにする「サイトブロッキング」を容認する意向だ。
しかし、「通信の秘密」の侵害や「検閲」にあたるとして反論も多く、議論は紛糾している。
一体、漫画村の運営者は何者なのか?「著作権が保護されていない国で運営しているため違法性がない」と強弁し、莫大な広告収入を稼いできたと見られる運営者。
匿名で利用できる海外のサーバーなどを使って身元を隠しているため、追跡が困難だ。番組では、世界各国でその痕跡をたどり、運営に関わりがあるとされる人物に迫る。
そして、読者や広告主を利用して荒稼ぎする、驚きの新事実も判明。謎に包まれた海賊版サイトの実態を探る。
クローズアップ現代+
難しい言葉を抜きにカンタンに説明すると、今回の放送内容は大きく3つに分けれます。
- 漫画村の運営者はどこの誰?
- 莫大な収入源となってた裏広告ってなに?
- サイトブロッキング以外で有効な解決策はあるの?
この3点です。
クロ現は25分と短いのに内容がめちゃくちゃ濃いですね。
取材でアメリカからウクライナまで行ってましたから。すごい。
では、今回の本題【漫画村の根本的な解決策】を紹介する前に、漫画家の赤松健さんを紹介したいと思います。
「赤松健」とは一体、何者なのか?
別冊マガジンにて『UQ HOLDER !』連載中。1968年生まれの漫画家。海城高校・中央大学卒。 代表作に『魔法先生ネギま!』『ラブひな(第25回講談社漫画賞)』など。「マンガ図書館Z」取締役会長。日本漫画家協会理事。
魔法先生ネギま!などの有名作品を手がけたり、日本漫画家協会の理事も務める赤松健さんさんですが、そんな赤松健さんが番組最後に話した『漫画村を根本的に解決する方法』をまとめていきます。
漫画村を根本的に解決する方法
NHKから帰宅。・・・番組内では「全出版社横断で」「しかも使いやすさで海賊版に勝ち」「更に定額読み放題」の3本柱が実現できれば、海賊版に勝てると申し上げました。しかし実は、もっと画期的な解決法を発表するつもりだったのです。若干誤解が生じやすい案なので、放送では言いませんでしたが。
— 赤松健 (@KenAkamatsu) 2018年4月18日
それは、「出版社と作者が共同で漫画村(のような仕組み)を作り、ただし収益は作者と出版社に正しく分配する」というシステムです。この案に関して、来月以降に実際にある出版社と組んで実証実験を行います。海賊版データを乗っ取り、20年以上に渡るイタチごっこに終止符を打つのが目標です。
— 赤松健 (@KenAkamatsu) 2018年4月18日
一言でいうなら、合法的な漫画村を作るということですね。
同じ無料で読み放題のサイトがあれば、違法性のあるものより合法的なものを選ぶのは当然でしょうから、理に適ってる解決策だと思います。
しかし、単にユーザーへの訴求ポイントが【合法で読み放題】だけでは、使いやすい海賊版に負けるかも知れません。
ユーザーにとって大事なのは、違法性どうこうよりも使いやすさだったりしますからね。
ユーザー視点で進めて行かなければ、またもや海賊版に一杯食わされることになり兼ねません。
本当に海賊版サイト問題は解決されるのか?
本当に海賊版サイト問題は解決されるのでしょうか??
現状はサイトブロッキングなどで緊急避難が行われていますが、長く続くものではないので、それまでに諸対策を講じておかなければ、イタチごっこは終わりませんからね。
実際に赤松健さんが仰ってる漫画村の根本的な解決策の実証実験を5月に行うということですから、そちらの動向も気になるところですね。
期間はどれくらいかかるの?
実際にどういうシステムかと言うと、無料読み放題の広告収益を作者と出版社に分配するということですが、これ自体は難しいことではないので夏にはローンチ出来るんじゃないでしょうか?
漫画家協会にどれだけ使えるリソースとスピード感を持ってるかは少し疑問でもありますが、今年の7月頃にはローンチして子どもたちが夏休みに入る時には、海賊版サイトではなく合法サイトで漫画を楽しんでもらいたいですね。
漫画は日本が世界と戦う上で強力なリソースでもあるので、今後も漫画村騒動にまつわる動向をチェックしていきたいと思います。
最後に、今回のクローズアップ現代+の放送内容の流れをまとめておきます。
最後にクロ現おさらい
- サーバーはアリゾナのクラウドフレア社
- 著作権侵害で削除要請があればデータ開示される
- サーバーはウクライナにあることが判明
- 住所を訪れると、そこの経営者は4年半前に殺されたとの情報
- その会社は今は買収されているとのこと
- 漫画村のサーバーはアジアの企業が運営してるが、それ以上は言えない
- 防弾ホスティングを使えば、一切データ開示されない
- ホワイトハッカーが追跡したら、関係があるとみられるA社が見つかる
- そんな中、漫画村が閉鎖
- A社と関係のあるBさんに連絡
- BさんとA社は漫画村の運営者から依頼を受けてサイトを作ったりしただけで無関係
- 漫画村の収入源「裏広告」とは?
- 海賊版サイトに対し、サイトブロッキングを実行
- 緊急避難としてのサイトブロッキングは悪か正義か?
- 有効な解決策は?
詳しくはU-NEXTから見ることが出来ます。
僕もU-NEXTの無料体験のポイントを使って、こちらの放送を見ました。
25分と短いのに、現地まで取材に行く番組の力の入れ具合が最高でした。
ぜひ、あなたもU-NEXTから合法的に無料でクロ現をチェックしてみてください。
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