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ロザン菅ちゃんの『身の丈にあった勉強法』を読んでみた。
どーもゴーゴーケンゴ(@KNGrits)です!
今日発売のロザン菅ちゃんの『身の丈にあった勉強法』を早速読んでみました。
きっかけは、キングコング西野さんのブログで紹介されてたのをみたからです。
キングコング西野をつくった男
『キングコング西野をつくった男』として、ロザン菅ちゃんが紹介されてたんですね。
菅さんから学んだのは数学で、
今日の僕の「こうで、こうで、こうすると、ココに流れがくるから、その前にココに手を打っておいて、ココで待ち構えて…」という計算癖は、そこで生まれました。
そんな、ロザン菅ちゃんが今日出版されたのがこちらの『身の丈にあった勉強法』だったんですね。
僕が面白いと想う人が超面白いというなら間違いないと思ったのでアマゾンでポチりました。
身の丈にあった勉強法とは?
「正しい勉強方」を知らないと、人生で損をする! ロザン菅が、高性能勉強ロボ・宇治原を観察し続けて確信した、究極の学習術とは!? ベストセラー『京大芸人』シリーズのエッセンスが、たっぷり詰まってます!
今までに、ここまで言い切った「勉強本」があったか!?
高学歴コンビ・ロザンの菅が描く、無駄のない、でも、確実に成果の上がる勉強法!
アマゾンではこういった紹介がされてますが、僕が読んで感じたのは、【これは単なる勉強本ではなく、「なぜ、ロザンが厳しい芸能界でテレビに出続けているのか?」という答えを教えてくれる本】だと思いました。
それこそ、この本のタイトルである『身の丈にあった』という言葉に表れてるとおりで、まさに孫子の言葉である。
彼を知り己を知れば百戦殆うからず
これに尽きるなと。
そのエッセンスが学べる本でした。
では、身の丈にあった勉強法の一部を紹介させて頂きます。
身の丈にあった勉強法の内容を一部紹介
「偏差値30アップの勉強法」はほとんどの人にとって意味がない
この章で書かれてあるのは、【感嘆するだけで自分の身になってない】ということでした。
多くの人は、「えー、すげー!」で終わってしまうと。
それでは、何の価値もなくて実際に行動に移してはじめて価値があるということです。
その中で、面白かったのはロザン宇治原さんが「受験勉強の時は1日11時間勉強していた」というエピソードについてロザン菅ちゃんが言ったのは、
「1日11時間勉強すること」が凄いのではなく、「365日なら1日11時間勉強出来ると思えること」が凄いのです。
ということでした。
「1日11時間勉強する」というのは、誰でも1日なら出来るでしょう。
それこそ、ロザン宇治原さんの話を聞いて、「俺も今日から1日11時間勉強するぞー!」って意気込んで始めても、恐らく3日ともたないでしょう。
そして、「やっぱり宇治原は天才やから出来たんやな〜、俺には無理。」としんどくなって辞めるんですね。
ロザン宇治原さんにとっては「1日11時間」でしたが、それは人それぞれによって変わるものです。
自分にとっての「1日11時間」を見つけることが大事なのですね。
「宿題やった?」と親に聞かれた瞬間、子供にとって宿題が罰になる。
これは、誰もが経験のあることですよね。
なぜ、このようなことが未だに起こるのか?
それをロザン菅ちゃんは明確に答えてるんですね。
大切なのは『自分で決めたこと』という事実であり、それを強制された瞬間に楽しさは消え失せるんですね。
まさに、こないだ書いた【僕たちは、ただ夢中に生きたいだけなんだ。】と重なりますね。
普通の遊びから、いわゆる勉強にうまいことシフトチェンジさせることが、自ら勉強するように仕向ける最良の方法だと思います。
ロザン宇治原さんは京大卒のインテリ芸人として有名ですが、その宇治原さんにとって勉強はゲームだったそうです。
それは、どのようにしてシフトチェンジされたのか?
この本では、そういった具体例がすごくわかりやすく解説されてます。
無理に習い事させると、その習い事が嫌いになる。
なぜ、嫌いになるのか?
その鍵は【比較】にあると言います。
ロザン菅ちゃんには姉がいて、昔から一緒に英語やエレクトーンなどの習い事をしていたそうですが、要領の良い姉と比べて菅ちゃんは、あまり上手く出来なかったそうです。
しかし、そこで菅ちゃんの両親は『姉と比べる』ということを一切しませんでした。
だからこそ、菅ちゃんは【全力で姉を応援すること】が出来たと言います。
この視点は、ものすごく大事だなと感じました。
ずっと野球一筋で育ってきた僕はわりかしスパルタな世界で生きてきたので、『比較して劣ってる自分へのナニクソ魂』を原動力に頑張ってきたという背景があります。
『劣等感があるからこそ、頑張れる。』
そういった具合です。
しかし、それが過ぎると『相手の失敗を喜ぶ自分』が形成されかねません。
そうなってしまうと、お互いが足を引っ張り合う泥試合にしかなりませんよね。
そうではなく、自分に対する健全な劣等感を原動力にする。
相手の成長、成功を素直に喜ぶ。
かの、タイガーウッズはゴルフの試合中、相手が打った時に心の中で「入れ!!」と叫んでいたそうです。
相手のミスショットを期待してしまった瞬間に、心がマイナスの戦いを始めるそうです。
だからこそ、相手の成功を祈っていたみたいです。
予習と復習は、どちらかを捨てるべき。
学校の勉強でも仕事に関してでも、予習復習ってめちゃ大事ですよね。
しかし、両方やった結果、「疲れて授業中に寝る」という本末転倒なことが起こりうると言います。
じゃあ、どちらかに絞ってやったほうが効率的だと。
あなたは予習、復習のどっちが大切だと思いますか?
答えは本を読んでからのお楽しみで。
『身の丈にあった勉強法』には人生のヒントがたくさんある
他にも、僕が読んで面白いなと感じたのは、
- なぜ、「教えてもらう方」より「教える方」が成績が伸びるのか?
- 「教える方」になるためには、具体的に何を意識して行動に移すべきか?
- 苦手なことは「いつから苦手か」を思い出す。
- なぜ、宇治原は新聞を読んで笑うのか?
というのが、この本には書いてあって、とても興味深かったです。
その中でも、この本のタイトルである『身の丈にあった勉強法』が、なぜ重要なのか?
割と上昇志向が強い僕からすると、『身の丈にあったことをしていても、大きな成長はない。』と思ってましたし、これまでも背伸びをし続けた人生だと思っています。
だからこそ、今があると思ってますし、背伸びしてきたことは間違ってなかったなと思います。
しかし、今回この本を読んで『あ〜、なるほど。”身の丈にあった”ってそういう意味か!!』と腑に落ちました。
それは『なぜ、宇治原は新聞を読んで笑うのか?』で書いてある通りで『そういう視点も大事やね!!』というのを気づかせてくれるのが、この『身の丈にあった勉強法』という本の素晴らしいところだなと。
上昇志向が強い人にこそ、読んでみてほしい一冊ですね。
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